就活アレルギーとのつきあい方

僕はもうずいぶん前から、就活が嫌で仕方なかった。とかいいながら結局就活生になってしまったのだが、奇妙なことになんとかやれている。後輩の役に立つかもしれないので、ちょっとその理由を書いてみようと思う。

 

①「やりたいこと」についての考え方を変えたこと。

「自分のやりたいことを見つけよう!」等々言われても、冷静に考えて「事務がやりたい」「営業がやりたい」みたいなのはないのが普通だろう。

まず仕事のイメージがつかめないし、もしイメージをつかんでやりたい業務が見つかっても、ドンピシャでその担当になる可能性は低い(新入社員はジョブローテーションが普通だし)。

僕の場合は、もう一段抽象化して考えた結果、ちょっと道筋が見えた。つまり、会社が社会のためにやってることに共鳴できるか、である。

自分が会社のために働く、それで会社が社会のために動く、そうやって自分が間接的に社会に対して影響を与える、という図式を作れれば、やることが何であっても、ある意味「やりたいこと」に関わってるとはいえる。詭弁くさいけど。

 

あ、あと「業界」っていう考え方は大切だと思う。志望企業を探すより先に、志望業界をしっかり探したほうがいい。

 

②ある意味自信を失ってしまったこと。

大学に入るくらいまでは、時間さえあれば自分にはすごいことができると思ってきた。しかし、僕は大学入学からいままで無気力から立ち直れず、ずいぶん時間を浪費してしまった。

特に大学院入学以降は時間が有り余っていたのに、研究も全然進まず、課外活動でめぼしい成果も出せず、自分は何もやってないという焦りばかりが募って頭がヘンになりそうだった。僕は何かを成し遂げる器ではないと感じざるを得なかった。

そういう経験から、たとえ一会社員でたいしたインパクトはないにしても、毎日なんかやることがあって、それでなにかに貢献できるならそれでいっか、とも考えるようになった。

 

③やりたくないことはできるだけやらないと決めたこと。

僕はOBOG訪問とかやりたくないな~と思っていたんだけど、それで受かるのか不安に思っていた。しかし、本当にやりたくないのでやらないことにした。それで落とされるならまあいいや。

 

 

ここに至るまでにはずいぶん迷走した。Iターン人材を募集するサイトや、なぜかニュージーランドの就職口を探すサイトも登録した。その結果わかったのは、どういう進路を取っても茨の道に変わりはないことだった。

Iターン人材は地元への深いコミットメントが要求されて、濃厚な人間関係を苦手とする僕には厳しかった。NZは職歴もないガイジンなんか雇ってくれなかった。

ただ、迷走しつくして気持ち的には軽くなった。新卒で採用されたところで一生働く時代でもないし、職歴ありの状態でまた海外求人を探してもいい。

正直どこにも採用してもらえないなら自給自足でもなんでもするし、それができなければ野垂れ死ぬだけだと考えれば別に怖くもない。生きていくってだけなら、難しく考えなくても、食うものさえあればいい。

 

 

 

就活が近づくと、どういう手順で内定まで行くのかが見えてくるので、そういう意味ではラクかもしれない。どんなにくだらなくても、作業だと思ってこなせば進んでいける。でもなんというか、実際に関わってみるとやっぱりしょうもないなあとは思う。

兵士型というか、深く考えずに言われたことをそつなくこなすタイプしか就活ではウケないし、みんながそういう人間を装って動いてるのは滑稽な感じもする。でもまぁいまのところ、代わる方法もないのかもしれない。採用の方々はわりと優しいしいい人だと思うけどね。