前回の更新から8か月くらい経ってしまったのだけれど、ツイートでは書ききれないことが出てきたので久しぶりに書くことにする。
ネット上には詳しいことは書けないですが、4月に就職してなんとかお仕事してます。
少しは慣れてきましたが、毎日つらく苦しいです。
で、本題に入ります。最近の風潮では、やりたいことを究めろ、好きなように生きろ、というのがさかんに喧伝されて、まあ僕もそれで自分のやりたいことを探してきたわけですが、就職した今になってようやく「やりたいこと」がわかった気がする。
結論から言うと、僕は「何もしたくない」。I want to do "nothing" というやつで、「何もしない」をしたかったのです。
大学時代は「自分のやりたいことが見つからない!」って焦ってたんだけど、週2で働いてあとは隠居してる人の本とかを本屋で立ち読みして、もしかして僕は「何もしたくない」のでは?と気づいた。
そう考えると、大学時代にあんまりなにもやらずに卒業したのも納得がいく。「何か立派なことをやらなきゃ!」ってずっと焦っていたけど、今考えると、立派なことをしたところで幸せな学生生活にはならなかっただろう。
考えてみれば、僕は普段の生活で「何かができてうれしい」と思うことがほとんどない。僕がうれしいと思うのは、「何かをしなくていい」ことばかりである。
休日だから早起きしなくていい、テスト終わったから勉強しなくていい、休講だから出席しなくていい、… みたいに。
そもそも僕は、達成感とかやりがいを感じられるように脳ができてないんだと思う。山登りとかでも、そんな苦労をして高いところに登ってなんになるのか、とか思ってしまう。
今の仕事も、やりたいこと(というか、少なくとも意味がないとは思わないこと)を基準にして選んだつもりだったけど、結局やることはしょうもないことがほとんどだし、めんどくさい人間関係も避けられない。
こういう話を総合すると、結局「労働時間をできるだけ減らす」のが僕にとっては最良のような気がする。仕事というのは本来口に糊するためにやるものなのに、やりがいとか言い出すから訳がわからなくなるのだ。
どんな仕事だって大しておもしろくもないのだから同じである。くだらない仕事でも時間が短ければ耐えられる。
僕は目標を立てて頑張るとか、そういうことで満足感を感じられないし、そういうのを目指す人生から抜け出したいと思っている。困らないくらいの生活ができて、夜は音楽とか聴いて、たまに友達と会ったり旅行したりできれば十分なのだ。
子どもを育てたり家を買ったりする予定もないし、独身男性の寿命の中央値はなんと60代らしいから老後の心配もない。
人間、好きなことのためなら労力を惜しまないという。確かに僕は、何かを「しない」ためならいろいろと努力する気がする。
最近ではいい感じにプライドも捨てられてきたので、今後はプロ何もしない人として、何もしないことに全力を注いで生きていきたい。