小6のときだったと思うけど、奇妙な夢を見たことがあった。
受験勉強で疲れたせいか、立体図形がたくさん出てくる夢を見た。その図形はグラフのように並んでいて、自分はそれをいろんな視点を切り替えながら見ている。図形が大きくなったり小さくなったりして、目が回ってしまうのだ。
そして、その夢のいちばん奇妙なところは、それ以降その夢で味わった感覚を、現実でも味わうようになったことだ。
その感覚は、眠いとき、暑いとき、疲れたとき、要するに少しコンディションが落ちたときに現れる。それから、巨大な図形そのもの(高層ビルやクレーンなど)を見上げたときにも起きる。
自分が立体図形の中に入って、その図形が大きくなったり小さくなったりするような感覚だ。エレベーターの中のようなフワッ、ヒュッとするような感じや、クラクラする感じもある。
「不思議の国のアリス症候群」に近い気もするけど、視覚ではなく、あくまでフワッという感覚があるだけなので、違う気もする。
その夢を見てからもう10年以上経つのに、不思議なものだ。それだけです。