日本人がすぐ移住できる国 / 地域をまとめてみる

このブログを更新するのがもう半年以上ぶりになるが、いろいろ調べていてまとめてみたくなったので書いてみる。

 

いろんな理由で海外移住したいと思う人は多いかもしれない。しかし、調べてみるとビザの壁にぶち当たる。

特殊な技能を買われて企業がスポンサーになってくれたり、向こうの人と結婚していたりしない限り、外国では就労できないのが普通なのである。

 

ここでは、そういった特別な技術や運がなくても移住できる国をまとめてみる。

 

パラグアイ

1) 紹介

南米の内陸国

日本は明治時代から戦後まで、南米に多くの移民を送り出していた。

この移民は、日本政府と移住先政府の協定により、人数を決めて行われてきた*1

 

パラグアイも日本と移民協定を結んだ国のひとつだ。

しかし、移住先として人気がなかったせいか、移住者の数が枠に満たず、なんと今でも移民協定が有効らしい。*2

 

2) メリット

・ほぼ無条件、安価に永住権を取得できる。

・メルコスールの枠組みにより、パラグアイの市民権を取ればブラジルやアルゼンチンにも移住できそう(確証がないので興味があれば調べてください)。

 

3) デメリット

・日本から遠いしよく知らない。当然直行便もない。パラグアイウルグアイ??

・基本的に貧しい国である。

・移民なので、日本国籍は放棄する必要があるかも。

 

アメリカ合衆国

1) 紹介

アメリカは、ほかの先進国と同じくかなり厳しい移民政策をとっている。一方で、いくつかの都市が「聖域都市」を名乗っている。

聖域都市は、警察が外国人の在留ステータスを調べないことを決めている都市だ。

 

つまり、これらの都市では、不法移民が捕まって追放されるリスクが低い。

州や都市の力が強いアメリカならではの現象である。

 

とはいえ違法には違いないので、就労で不利になったり、公共サービスが受けられなかったりする可能性は十分ある。

不法滞在がバレて強制送還や、最悪の場合収監といった可能性もなくはない。

 

なお、抽選でビザが当たるという変わったシステムがアメリカにはあるが、確率が低いためここでは省略する。

 

2) メリット

アメリカに住める。

・英語が通じる。

 

3) デメリット

・違法であり、リスクも大きい。

 

スヴァールバル諸島

1) 紹介

どこ?という感じだが、北極圏にあるノルウェー領の島である。

スヴァールバル条約という国際条約に加盟している国の国籍を持っていれば、スヴァールバル諸島に自由に住み、働いていいことになっている。日本もこれに加盟している。

日本人が正真正銘のビザなしで住める、唯一と言っていい場所である。

 

ただし、スヴァールバル諸島は人が定住する最北端といわれ、非常に高緯度である*3

そのため非常に寒く、夏は白夜、冬は極夜(日が昇らない)が続く。体長を崩したり精神状態が悪化する人もいるとのこと。

こういった環境のため、九州くらいの面積がありながら人口は3,000人にも満たない。仕事も少なく、新たにビジネスを立ち上げるのも難しそうである。

 

なおノルウェー本土に住むには、また別の条件が必要である。

 

2) メリット

・本当にビザなしで住めるし、就労できる(理論上は)。

雄大な自然環境。運が良いとオーロラやシロクマも見られるらしい。

 

3) デメリット

・環境が厳しすぎる。

・人が少なく、仕事に就けそうにない。

 

④オランダ

1) 紹介

1896年に締結された「日蘭通商航海条約」がいまだに有効なため*4日本国籍の人はオランダで個人事業主として働くことができる。

起業資金があることを証明する必要があるが、数十万円でいいとのこと。

通常の就労には別のビザが必要。

 

2) メリット

・ヨーロッパの先進国で、住みやすく、直行便もある。

・英語がかなり通じる。

EUのほかの国にも自由に移動できる。

 

3) デメリット

・起業が実質必須。アイデアやスキルがある程度必要。

・無条件で移住できるわけではなく、手続きには手間がかかる。

*1:日系ブラジル人などは100万人くらいいるといわれる。

*2:ただ、ネットで調べたところ、2012年現在有効という情報しか出てこなかった。なにせ古い協定なので、詳しく調べるには大使館に電凸したほうが早そう。

*3:最大の町が北緯79度くらいある

*4:戦後忘れられていたが2008年に裁判で効力が確認されたらしい